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日々

屋根

2014-01-27
カテゴリ:長岡の家
長岡の家
 
 
一番上と二番目の写真は、屋根材となるガルバリウム鋼板が葺き上がった様子です。
屋根の形状は切妻屋根ですが、一般的な切妻屋根と少し形が異なります。
一般的な切妻屋根は、頂点となる棟から左右対称の勾配です。
長岡の家は左右非対称の勾配です。
 
二番目の写真をご覧頂くと左右の勾配が異なっているのが良く分かります。
棟から向かって左手が5寸勾配で、棟から向かって右手が2寸勾配です。
左右非対称にすることで、左右対称の切妻屋根よりも屋根が薄くシャープな印象になり、外観のイメージは大きく異なります。
2寸勾配のように屋根勾配が緩い場合、写真のような「縦平葺き」と呼ばれる工法で屋根を葺きます。
水上となる棟から水下となる軒先まで一枚の鋼板で葺くので雨漏りなどの心配がありません。
 
補足
一般的に屋根の勾配は、30°や60°といった角度では表現しません。
4/10(4寸勾配)、5/10(5寸勾配)といった特殊な表現をします。
上から三番目の写真は、4/10(4寸勾配)を表記する場合の例です。
10に対して高さを意味する数値が大きいほど屋根の勾配は急になり、反対に数値が小さいほど屋根の勾配は緩やかになります。
 
設計担当 髙山
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