『ダイニングテーブルとベンチ』
2014-04-25
カテゴリ：長岡の家
長岡の家
完成見学会に間に合わなかったダイニングテーブルセットが完成しました。
素材は、古くから日本家屋や、神社仏閣など歴史的建造物の建築用材として用いられ、現在では高価な木材として扱われているケヤキです。
ケヤキは木目が美しく、磨くと美しい光沢を生じます。
しかし、何年も寝かせ、しっかり乾燥していても反りや狂いが生じやすく、扱いが大変難しい素材です。
ケヤキには力強い表情があるため、デザインの仕方によっては和を強く感じたり、存在感が強く出てしまいます。
素材の個性をそのまま表現するため、デザインは極力シンプルなものに抑えています。
ダイニングテーブルのサイズは、W1800×D850×H700（㎜）。
天板は2枚の板を剥ぎ合わせ、可能な限り広く取ることで対面してもゆとりをもって使うことができます。
脚はシンプルな四つ脚。
普段は6人掛けとして使い、壁から離すことで最大8人まで掛けられます。
ベンチのサイズは、ダイニングテーブルの下に収納できるよう、座面でW1600×D400×H420（㎜）。
座面は一枚板です。
食事の際、子どもたちが背もたれに寄りかからないよう、あえて背もたれは設けていません。
我が家にも、このようなベンチがありますが、乾いた洗濯物を立ったままたたむことができるので非常に重宝しています。
・・・家事分業制ゆえの実体験（笑）
ベンチと対になる椅子は、お客様が準備します。
悩ませてしまいそうですが、椅子選びが楽しみですね。
設計担当 髙山
