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日々

外観

2014-05-13
カテゴリ:奏楽の家
奏楽の家
 
 
昨日の記事で、文章の一部に誤りがあったので訂正します。
 
× 建物や庭で囲まれた中庭をもつ家の様式をコートハウスと言います。
○ 建物や塀で囲まれた中庭をもつ家の様式をコートハウスと言います。
 
さて、昨日お話ししたツンデレした外観のつづき。
今日はツン側の外観です。
 
写真は、隣地や道路に面したL字型の外周側の外観。
庭に面したL字型の内周側の外観と全く違った表情です。
 
庭を可能な限り広く確保するため、屋根から軒を出さず、道路境界線と隣地境界線に近接した配置計画です。
外壁は雨を直接受けるため、耐水性に優れた金属サイディングを採用しています。
金属サイディングの標準的な規格寸法は3~4mですが、特注で約5mの金属サイディング一枚で施工しています。
割高になりますが、継ぎ目なく上から下まで一枚の外壁材で施工した方が止水性や意匠性が良いため採用しました。
 
金属サイディングの素材は、屋根と同じガルバリウム鋼板です。
色は、主張しすぎない明るいシルバーでコーディネートしています。
 
窓廻りの止水性を向上させるため、窓の上には全て庇を設けています。
全面シルバーの冷たい表情の中に、木の色味が入ることで少し柔らかい表情になります。
 
窓の形状は寝室の引違い窓を除き、全てガラスルーバー窓です。
ガラスルーバー窓の特徴は、羽根状のガラスを角度調整しながら開閉することができるので、換気や通風量、外からの視線をコントロールしやすく、降雨時でも開閉することができます。
但し、ガラスルーバー窓は他の窓の気密性に比べ劣ります。
 
交差点を曲がると一気に変わる表情。
足場屋の社長さんが例えて言った「ツンデレした外観ですね」は、合っていると言えば合っているかも。
外観を二度見する人も多い訳です。
 
設計担当 髙山
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