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日々

タラップ

2014-05-16
カテゴリ:奏楽の家
奏楽の家
 
 
鉄作家の中澤さんから、制作をお願いしていたタラップ、表札、ポスト、インターホンカバーが出来上がったとの一報を頂き、今週の月曜日に中澤さんと一緒に現場へ納品に行きました。
 
タラップを設置する部屋は、広さ4帖の書斎。
タラップは書斎の真上に設けた2帖の小屋裏収納に上がるために設置します。
小屋裏収納(又はロフト)に上がるための手段としてハシゴを斜めに掛けて上がるケースが一般的ですが、設置スペースに約1帖は要します。
今回は広さに余裕が無かったため、真上に昇降することで設置スペースを約半帖に抑えられるタラップを採用しました。
 
支柱となる部分は、熱を加え鍛造の表情が生きるよう丸鋼を使っています。
予算を抑えたり、軽量化を図るため、中が空洞の丸パイプを使用するケースが多いけれど、熱を加えて叩いたり、曲げたりすると歪みやすく、鍛造のつくりが上手く表現できないため丸鋼を採用しています。(中澤さん談)
というのも、依頼した際に「中澤さんの作品として残るように・・・」とハードルをあげてしまったので、中澤さんも気合を入れてつくってくれました。
 
足を掛けるステップの部分には、この後、栗の板を貼る予定です。
栗は表情に個性があるので、鉄の素材感とも合うことでしょう。
 
設計担当 髙山
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