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日々

コンクリート目隠し塀

2014-05-29
カテゴリ:奏楽の家
奏楽の家
 
 
今日は、コンクリートでつくった目隠し塀の型枠が外されるということで朝から現場へ。
一般的に、コンクリートを流し込む型枠は、表面がツルツルしたベニヤでつくります。
養生後、型枠を外し、コンクリートをそのまま意匠として用いる工法をコンクリート打ち放しといいます。
今回の目隠し塀も同様の工法でつくりました。
 
コンクリートの無機質な表情に仕上げるのも良いけれど、せっかくここまで木にこだわった家なので、コンクリートの目隠し塀も木の風合いが出るように型枠にひと手間かけています。
ツルツルしたベニヤで型枠をつくるのではなく、うづくり加工を施した杉板で型枠をつくりました。
うづくり加工を施すことで、凸凹した木目にコンクリートが行き届き、型枠を外した時にリアルな木目模様が現れます。
 
慎重に型枠を外して現れた木目模様のコンクリート目隠し塀。
実は、これで終わりではありません。
コンクリート目隠し塀には、以前の記事でお話しした鉄作家の中澤さんがつくった表札、ポスト、インターホンカバーが設置されます。
鉄とコンクリートの相性は、言うまでもありません。
 
ちなみに、ポストに投函した郵便物は、目隠し塀の後ろに設けるウッドデッキの上で取出すことができる仕掛け。
 
設計担当 髙山
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