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日々

第32回とちぎ県産材木造住宅コンクール  受賞!

2020-02-27
カテゴリ:お知らせ

 

 

第32回とちぎ県産材木造住宅コンクール 受賞

 

 

栃木県の気候・風土・文化にに適した県産材を有効に活用した木造住宅を対象としたコンクール。

弊社は2件 受賞をいただきました。

ご協力くださいました施主の皆様、大変ありがとうございました。

 

 

 

 

 茂呂の家 優秀賞。

 

 

  • アシンメトリーな外観
間口約16mの広い間口に対し、アシンメトリー(非対称)な切妻屋根が掛かり、一見すると二階建てのように見える平屋づくり。アシンメトリーな切妻屋根がつくり出すのは、開放的で可能な限り天井高を有した旦那様の趣味の部屋となる小屋裏空間。
夏場は熱気が溜まりやすいので、開けっ放しにできるルーバー窓を広めに確保。奥は扉を設けた収納にして、頻繁に出し入れしない季節用品を収納できるようにしました。
 
  • 通り土間と家事動線
通り土間の玄関は、「夜、リビングにあがる式台に腰を据え、薪ストーブの火をみつめながら一杯やりたい」という旦那様のご要望に応えた空間です。趣味のボルダリングも愉しめるよう、正面の壁は桧の板張りにして、クライミングホールドを設置できるようにしました。
玄関からは、クローク、食品庫、キッチンへとリビングを介さず繋がるため、買い物帰りなどに重宝する動線です。また、キッチンの隣には共働き夫婦の室内物干場があり、通り抜けた先に、家族みんなのクローゼットと洗面脱衣室を配置。炊事・洗濯・物干・収納の家事動線を近距離でまとめています。
 
  • 木組みの意匠
 玄関からリビングにあがると、南面の大開口に加え、無柱空間をつくりだす太鼓梁と大黒柱(通柱)で構成した勾配天井の開放的な空間が広がります。四面すべてが現しになる大黒柱は、耐震性が高い伝統工法の「長ほぞ込み栓打ち」で梁と接合し、構造面に配慮しつつ木組みの意匠を表に出して、より象徴的な柱にしました。
 
  • フルオープンの木製建具
フルオープンできるリビングの大開口は、戸袋にカラス戸の他、施錠ができる格子網戸と障子が収納されています。格子網戸にしておくと屋内から外がよく見えますが、格子がブラインドとなり外から屋内の様子は見えません。そのため、夏は視線を気にせず、換気通風できる網戸の状態で日中過ごせます。夜は戸袋に入っている障子を引き出して、外からの視線をコントロールすることができます。
格子網戸は施錠ができるので網戸のまま就寝や外出できるほか、1.5mの深い軒下にあるため雨天時も快適に過ごすことができます。
 
 
 
 
 
英治の家  最優秀賞。
 
 
  • 木製フルオープンサッシのある平屋住宅
リビングとウッドデッキをつなぐメインの開口部を木製フルオープンとし、網戸は横桟のルーバーの格子を設け、ブラックネットとすることで、日中、外から家の中が見えにくいように配慮しました。ウッドデッキは脚をなくし、片持ちのすっきりとしたデザインとしました。
また、共同住宅が建っていた敷地に戸建ての住宅を計画したことから敷地面積に余裕があるため、各室のアプローチがしやすく家族とのコミュニケーションがとりやすい、耐震性に優れている等のメリットがある平屋として計画しました。
 
  • 木の見えるデザインと薪ストーブ
玄関の天井を格天井、廊下を真壁、外壁に南京下見板張りの腰板を採用するなど全体的に和風のデザインを取り入れており、また、LDKや個室などの洋間においても、腰板や天井板などを積極的に採用し、内外部共に木が見えるデザインとしました。また、材料は栃木県産の杉、桧、椹、松、唐松などの針葉樹をベースにケヤキ、栗、桜、楓、楢、櫤、朴などの様々な樹種の広葉樹も積極的に採用し、21種類もの樹種を使用しています。家具においても同様に自社の職人の手作りとし、家具においても様々な樹種を使用しました。勾配天井であるLDKの暖房方式は薪ストーブを採用しました。機種はバーモントキャスティング社のアンコールを採用しています。トップローディング(薪を上からくべるタイプ)式のため、燠がはねても床にこぼれにくく安全性が高いため採用しました。木の見えるデザインと火の見える暮らしを安全に楽しめるよう配慮しました。
 
  • 効率的な家事動線
施主が共働世帯であるということから、家事動線については家事負担軽減のため短くなるように設計しました。具体的には、まず、玄関以外にパントリーにアクセスできる勝手口を設け、床は土間としました。土間のパントリーとすることでゴミの日前のごみ袋をストックできたり、土付きの野菜などもしまえるよう配慮しました。また、キッチンと洗濯機がある洗面脱衣室を隣接させ、両方の家事が効率的に行えるようにしました。花粉症であるため室内干しをしたいという要望から専用の物干し室を設け、位置は洗面脱衣室から廊下を介した南側にし、ウッドデッキに続く掃き出しサッシとアイロンかけなどができるようカウンターを設置しました。
 
 
 
 
(株)イケダの家づくりは、目に見える仕上げ材から、目に見えない下地材に至るまで、風土に適した県産材を使用し、ベニヤなどの合板素材は一切使用しておりません。オーダーメイドのキッチンカウンター、本棚、TV台、食器棚、テーブルなど、家具についても県産材の杉、桧、広葉樹を主体に制作しております。
 また、佐野市葛生産の漆喰(内壁)やリシン掻き落とし(外壁)、大谷石などを積極的に多用し、地域ブランドの確立、更なる県産材の需要拡大に取り組んでいます。
最優秀賞と優秀賞を頂けたことを自信にさらに、お客様の喜ぶ家づくりに励んで参りたいと思います。
 
 
 
 
 
chiemi
 
 

 

 

 

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