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日々

引渡

2018-06-04
カテゴリ:藤岡の家

藤岡の家

 

 

広大な田畑が広がる農耕地帯での家づくり。

周囲では田植えや冬小麦の収穫時期を迎えています。

天候に恵まれた昨日、建主様への引渡しを行いました

 

今回、農家住宅の建替えということで、周辺環境、敷地内の納屋や離れなどと調和する外観を心掛けました。

隣接する離れに影を極力落さぬよう配慮した瓦葺きの大屋根は、周辺の広大な自然環境をイメージ。

赤城おろしの強い風で舞い上がる田畑の土に配慮した黄土(黄色みが強い土色)の外壁で、農家住宅らしい和の趣きを。

大屋根で間延びしてしまうファサードは、ガルバリウム鋼板葺きの下屋を組み合わせ、胴廻りを引き締めています。

 

内部は、柱や梁がみえる真壁づくりをベースに、通しの大黒柱が象徴的な空間

大黒柱は堅牢さが強くなり過ぎないよう、大きく面を取りました。

 

将来を見据えたつくりは、可変性のある建具で仕切った子ども部屋以外にも。

リビングに等間隔に配した化粧梁は、吹抜けを塞いで増築できるよう、床荷重を負担する構造材の役目も担っています。

子世帯と同居したり、収納を増やすなど、住み継いでいくための余地を残しています。

 

建主様と初めてお会いしたのは三年前。

長きに渡り大変お世話になりました。

今後とも末長くよろしくお願い致します。

 

設計担当 髙山

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