基礎工事
2018-08-20
カテゴリ:えごの木通りの家
えごの木通りの家
基礎工事が完了し、まもなく上棟を迎えます。
道路から40㎝程度の高低差がある建設地。
高低差を解決する上で、外構工事で擁壁や階段を設けたり、なだらかな法面を設けるなど、様々な手法があります。
今回の設計条件は、現時点で自家用車を2台所有しているが、将来子どもたちが自宅から通勤したり、帰省したときの事を想定し4台分の駐車スペースを確保。
更に、小中高に通う子どもたち4台分の駐輪場も確保する必要がありました。
したがって、平場をより広く取ることが必須条件であり、外構工事で高低差を解決するのは困難でした。
そこで今回、高低差を解決する手法として、部分的に深基礎を採用しました。
深基礎の場合、一般的な基礎に比べ土圧(地盤内における土の圧力)がかかるほか、流し込むコンクリートの圧力にも耐えうる方法で基礎をつくる必要がありました。
太い鉄筋を密に組み、土圧がかかる部分は基礎巾を厚くするなどして完了した基礎工事。
深基礎が擁壁の役割も兼ね、広い平場ができました。
設計担当 髙山