キッチン
2018-09-26
カテゴリ:東峰の家
東峰の家
一歩引いて見る全体像は、細部の納まり一つ一つが積み重なることで生まれます。
目に見える部分、表には現れてこない部分、いずれも手を抜くことはありません。
対面式のキッチンに設けた栗のカウンター。
杉やサワラなどの針葉樹で構成した空間で、広葉樹の木目や色味は引き立ちます。
カウンターの先端は、ほんのりとした半円形にして中央に奥行を取り、ダイニングテーブルの配膳片付けを容易に。
半円の端部は曲線で納め、無垢材らしさ、無垢材だからできる形を表現しました。
キッチン背面の食器棚。
いつも食器棚の扉は、表面を平らに仕上げるフラッシュ戸でシンプルな表情にしていますが、今回は木が主体の内装なので、重厚な表情の框組でつくりました。
食器棚は三段の引出し式で、最下段は2リットルのペットボトル等が立て置きできる深さに。
引出しや吊戸棚の内部は、目に見える外側と同様、ベニヤ系の素材は用いず、桧やサワラでつくっています。
開けたときにベニヤやボンドの揮発臭が立つことはなく、桧の香りに包まれます。
完成見学会では、写真では伝わらない細部のこだわりも是非ご覧下さい。
引続き完成見学会のご予約お待ちしております。
設計担当 髙山