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日々

地鎮祭

2017-02-14
カテゴリ:糸屋格子の町家

糸屋格子の町家

 

 

節分明け、立春の4日に地鎮祭を執り行いました。

節分は読んで字のごとく、季節の分かれる日。

旧暦では、立春が新しい年の始まりを意味します。

着工準備は昨年中に整っていましたが、年回りの影響で立春までじっと我慢しておりました。

 

さて、今回の邸名のポイントは格子と町家。

糸屋格子の意味は、糸屋、紐屋、呉服屋など、繊維を扱う店に用いられてきた格子。

町家の意味は、商家の住まい。

 

糸屋格子の町家は、この門前町で呉服屋(洋品店)を営んでいた証し。

代が変わり生業は変わりましたが、糸屋格子を外観のシンボルとし、先祖の想いを邸名に込めました。

 

その全容とは・・・

 

 

糸屋格子の町家 建築概要
 
家族構成/母+夫婦+子ども2人
工事種別/新築工事(建替)
敷地面積/311.66㎡(94.27坪)
延床面積/138.28㎡(41.75坪)
用途地域/近隣商業地域
周辺環境/門前町、北面道路
備考/平成29年度とちぎ材の家づくり支援事業
   日光市景観形成助成金
   日光市景観計画重点区域内
 
外部仕様
屋根/ガルバリウム鋼板葺き
外壁/漆喰(原料:佐野市葛生産の消石灰)、金属サイディング、サワラ下見板
軒天/サワラ羽目板
束石/白河石(黒目)
断熱材/ポリエステル断熱材
※使用木材は全て栃木県産材
 
内部仕様
床/杉縁甲板
畳/藁床畳(イ草:熊本県八代市産、藁:芳賀郡茂木町産)
靴脱石/白河石(黒目)
壁/漆喰(佐野市葛生産の消石灰を使用)
天井/サワラ羽目板
建具、家具/杉、桧を使用したオーダーメイド
タオル掛け/鍛鉄(canutia)
※使用木材は全て栃木県産材
 
設備手法
加熱機器/IH
給湯機器/エコキュート
冷暖房機器/エアコン
 
設計ポイント
・玄関引違戸、出格子、出庇に糸屋格子を取り入れた町家づくり。
・屋根は化粧垂木の出し桁づくりで、1.365mの深い軒先。
・柱がみえる真壁づくり。
・梁を現しにした天井。
・家事を軽減してくれる室内物干場。
・タンス4竿の他、寝具も収納できる大容量の納戸。
 
設計担当 髙山
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