本文へ移動

日々

NEW

2017-04-04
カテゴリ:長岡・北山の家

長岡・北山の家

 

 

3月上旬から新たな家づくりが始まっています・・・

今回もプレバック気味のご報告でスイマセン(常習性のある確信犯)。

 

昨年のちょうど今頃、初めて建主さんと出会ったとき、家族構成はご夫婦二人で、土地もまだ見つかっていませんでした。

二度目にお会いしたとき奥様がちょっとふっくらしてて、「もしかして?」と聞いてみたら・・・「双子です!」。

喜ばしいその一言は、怒涛の日々の幕開けでした。

 

まずは土地探しからスタート。

探し求めていた希望の土地は、意外と速く見つかり無事契約。

しかし、この土地売買契約書には、建主さんが土地の売主に希望したある特約が。

 

「土地の引渡し前に売主承諾のもと地盤調査を実施し、万が一、建築に適さない土地の場合には、本契約を解除できるのもとする。」

買主にとって、とても良い特約ですよね。

 

でも、家のプランや配置が決まっていないと正確な地盤調査はできません。

ここからが私の出番です!

 

特約期限がチラつく中、早々にプランをまとめ、了承後に地盤調査を実施。

調査結果は、不同沈下が発生することが懸念される地盤でしたが、改良工事で対処できる範囲内。

 

無事に土地の引渡しを終え、いよいよ実施設計の開始!

しかし、打合せを重ね詳細を詰めていく段階で奥様が緊急入院!!

その間、順調に打合せは進みませんでしたが、旦那様が奥様や新居の事を献身的にフォローして下さいました。

 

そして、昨年10月末に元気な双子を無事出産!(涙)

その後は、二人の子育てに奮闘する合間に打合せを細かく設け、今春、無事着工することができました。

子どもたちが大きくなったとき、そんな家づくりの経緯もチラッと話して頂ければ幸いです。

 

さてさて、そんな家づくりの概要とは・・・

 

 

長岡・北山の家 建築概要
 
家族構成/夫婦+子ども2人
工事種別/新築工事
敷地面積/324.25㎡(98.08坪)
延床面積/110.08㎡(33.22坪)
用途地域/指定なし
周辺環境/高台の上にある分譲地、西面道路
備考/平成29年度とちぎ材の家づくり支援事業
 
外部仕様
屋根/ガルバリウム鋼板葺き
外壁/リシン掻き落し(原料:佐野市葛生産の苦灰石)
軒天/サワラ羽目板
断熱材/ポリエステル断熱材
玄関引戸ハンドル/鍛鉄(canutia)
※使用木材は全て栃木県産材
 
内部仕様
床/一階:桧縁甲板、二階:杉縁甲板、水廻り:栗縁甲板
畳/藁床畳(イ草:熊本県八代市産、藁:芳賀郡茂木町産)
壁/漆喰(原料:佐野市葛生産の消石灰)
天井/サワラ羽目板
建具、家具/杉、桧を使用したオーダーメイド
タオル掛け/鍛鉄(canutia)
※使用木材は全て栃木県産材
 
設備手法
加熱機器/ガスコンロ
給湯機器/エコキュート
冷暖房機器/エアコン、薪ストーブ(バーモントキャスティングス レゾリュート・アクレイム ※製造終了品)
 
設計ポイント
冬の低い日差しを取り込め、夏の強い日差しを遮り、雨から左官外壁を守る1.20mの深い軒先。
・リビングの開口部は、縁台とその先に広がる前庭を緩やかに繋ぐフルオープンサッシ。
・リビングに隣接した和室は、洗濯物をたたんだり、ごろごろ寝たり、子どもの遊び場にもなる多目的な場所。
・シンクとコンロが分離した回遊できるセパレートオーダーキッチン。
・食事と団らんの場所は掘り炬燵。
・洗面脱衣室に隣接したウォークインクローゼット。
・普段使いしない洋服や寝具を収納する納戸。
・奥様の仕事場となる小さな書斎。
・将来、2つに仕切れる広い子ども部屋。
・軒下に設けた屋外物干場。
 
設計担当 髙山
TOPへ戻る