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日々

2023-10-20
カテゴリ:お知らせ,チルチンびと,新築,木々に囲まれたゼロエネの家
【見えないところ シリーズ】

天井の羽目板を張るために野縁で下地を組みました。

野縁(のぶち) 
また聞きなれない言葉ですよね。
使う場所によって下地材の名が変わります。
寸法が同じでも、場所によって名前がかわったりのするのです。
例えば、同じ寸法だとしても天井では野縁、壁の下地材は胴縁(どうぶち)床下は、根太、屋根を支える木材は垂木(たるき)になります。


さて、ボードも張り終わり、いよいよ見えるところの施工です。
木々に囲まれたゼロエネの家では、羽目板が多めの仕上がりになっています。

お風呂は二つ。時々いらっしゃる娘さんたち用だそう。


筋交は、柱と柱の間に斜めに入れて建築物の構造の補強をしてくれる部材。
もちろんイケダは、栃木県産材で補強します。


漢字で、木を囲むと 困る と読みます。

もともとは、木を束ねて縛る意味をあらわしていたようです。
人間も木も縛られて固められては身動きできず、困っちゃいますね。

がっちり木を技術をもって乾燥させて固めるのも
手間がかからず、隙間もできにくくよいのですが、木は板になっても呼吸をしています。
水分などを吸ったり吐いたりして、空気を調節する代わりに
板が痩せたり太ったりしているのです。
それは、木がきちんと生きている証拠です。
手間はかかるけれど、生きている自然の中で生活ができる。
日々の暮らしの器としての我が家、一番心を許せる空間を作る無垢杢工房㈱イケダです。


千枝美







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