畳楽庵 外壁
2025-10-06
カテゴリ:お知らせ,新築,畳楽庵
【外壁 焼杉】
今回は、外壁について、少しご紹介させてください。
このお家の外壁には「焼杉(やきすぎ)」を使用しています。
焼杉とは、杉の板の表面をバーナーで焼き、炭のように黒く仕上げた木材のこと。
昔から日本の家づくりに使われてきた素材で、見た目の美しさだけでなく、実はとても機能的なんです。
焼くことで木の表面が炭化し、耐久性が増すほか、防虫・防腐効果も期待できます。
さらに、木ならではの調湿効果もあるので、長く快適に住んでいただける外壁材です。
もちろんこの焼杉も、無垢杢工房の職人たちが一枚一枚、丁寧に手作業で焼いています。
バーナーの火加減や焼きムラを見極めながら仕上げていく作業は、まさに職人の腕の見せどころ。
私は建築士でも大工でもありませんが、10年近く「木」と向き合ってきた中で、少しずつ分かってきたことがあります。
それは、「木は、手をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる」ということ。
自然素材だからこそ、メンテナンスや経年変化もありますが、それも含めて「味わい」や「愛着」になっていく――そんな家づくりを、これからもお届けしていきたいと思っています。
また完成したら改めてご紹介させてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
千枝美





